2015年10月13日火曜日

柘イムコと中華イムコの気になる共通点

Tsuge/Chinese/MyOld/Esbit IMCO」や「オリジナルと中華イムコと柘イムコの比較」の様に、柘イムコと中華イムコを比較する記事を書いていますが。

かねがね自分は、柘イムコと中華イムコには気になる共通点が複数あると感じています。
その気になる点を列挙します。
  1. ヤスリの形状(微妙に違うが非常に似てる。)
  2. ラチェットの厚さ
  3. フリントスプリングの長さ(50mm)
  4. タンクの蓋に塗られたオイルで溶ける謎の塗料
  5. 蓋の切り欠きの形状
  6. 蓋のリベットを通す穴の周囲の設計
  7. オリジナルよりも頑丈w
気になる点は上記の7箇所です。
前提知識として、柘イムコは中国で生産されています。そして、当然ですが、中華イムコも中国製です。

■先ず1つ目ですが、ヤスリの形状が非常に似ています。と言うか一緒と言って問題ないでしょう。
最初は、微妙に目の間隔が違うようにも感じていたのですが。同じ柘イムコですら、時期をずらして買うと微妙に目の間隔が違います。つまり微妙な違いであれば、一緒だと考えられます。

■次に2つ目のラチェットの厚さですが、オリジナルに対して二つとも分厚いのです。そしてまた、分厚さが同じなのです。
自分は、1と2の共通点を知ったとき、中国でヤスリの部分を下請けに出して、それを下請け会社の言いなりに作ったから、柘イムコのヤスリが中華イムコと同じものになったのかな?と想像していました。

■3つ目はフリントスプリングの長さ、オリジナルが53mmに対して柘も中華も50mm です。
なんで一緒なんでしょう。50mmでも用を足せるし、このキリの良い数字の方が規格品扱いでコストダウンできるのかな?と想像していました。

■4つ目はタンクの蓋に塗られたオイルで溶ける謎の塗料です。柘にも中華にも塗られています。
塗料を落とさずに使い始めると、綿に染みたオイルが塗料を溶かし、タンクの蓋に当たる部分の綿が、灰色に汚れます。
綿棒にオイルと着けてタンクの蓋の内側を擦ると、こんな感じです。(写真は、中華イムコ)
中国でメッキを外注すると、柘イムコも中華イムコも勝手にこんな塗料を塗られてしまうのでしょうか?と考えていました。

■5,6つ目の事実に気が付いたとき、これは同じ設計図で作ってると確信しました。
下の写真の赤○で囲った箇所と、青□で囲った箇所です。
1~4の共通点は、かろうじて同じ下請け、規格品、などと偶然の一致の可能性を考えていましたが。蓋と言う重要な箇所で、2箇所もの共通点。
これは、柘も中華も同じところで製造されているとしか考えられません。
だからどうだ。と言うわけでは有りませんが、
柘イムコに中華イムコと、複数あると思っていたIMCO-TRIPLEXの提供元が、実際は1つしか無い。と言うことに気付いた時は、ちょっと残念でした。ホント残念に思います。

■最後の7つ目については、
柘にしても中華にしても、オリジナルより丈夫だと言うことです。材質が変わって前よりもしっかりしましたよね。柘も中華も同じ様に。





実は、この記事は、大分前に書き上げていたのですが。
これだけ共通点があり、正に柘イムコが中華イムコによって作られてると言ってる様なものですから、なんとなく公開することをためらって公開していませんでした。
しかし、先日、中華イムコのサイト(http://www.imco1918.com/)にアクセスできないことに気付き。
「今後、この中華イムコは巷に出回らなくなるのだろう。」と思い、公開する事にしました。


なぜ、中華イムコのサイトが見れなくなったのは分かりませんが。
柘との関係で、中華イムコが独自にライターを販売することが出来なくなったのでしょうか?(元々、怪しかったけどね。)
それともただ単に、Webページの管理者が居なくなってしまったのでしょうか?

後者であれば良いと思います。
中華イムコの存在は無い方が、柘のイムコブランドの価値は高くなると思います。
しかし、中華イムコは、それはそれで頑張っていて面白いラインナップを持っていました。(まぁ、諸々の権利的に問題無いかどうかは分かりませんが。)
そのラインナップが見れなくなるのはちょっと残念だと思うからです。

IMCO-TRIPLEXの一ファンとしては、選択肢は多いに越したことありません。
柘イムコにとって不都合な事もあるかもしれませんが。中華イムコのサイトが復活し、豊富なラインナップでIMCO-TRIPLEXを盛り上げてくれる事を個人的には望んでいます。
ただ、、、もし、柘製作所から、さまざまなバリエーションのIMCO-TRIPLEXが出るのであれば、それが一番嬉しいですね。難しいかもしれませんが。


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