2015年9月21日月曜日

復刻版JUNIORとオリジナルJUNIORの比較


左が復刻版JUNIOR(No.7)、右がオリジナルのJUNIOR(No.25)です。

復刻版JUNIORとオリジナルJUNIORを、並べて比較してみたいと思います。
トップの写真で分かると思いますが、復刻版とオリジナルでの一番の違いは、その円筒形部分の彫の違いではないでしょうか。
個人的には、オリジナルの方がデザイン的にスッキリしており、SUPERに対してJUNIORな感じがして良いと思っています。
懐古趣味を復刻版に押し付けるつもりは無いのですが。復刻版もここの彫をSUPERと共通にするのではなく。もっとスッキリとした別デザインにして欲しかったなぁ。と思います。
とは言え、復刻版JUNIORも復刻版SUPERの弟分としては、十分その存在意味があると思います。

では、各部の比較を。

先ずは、底部の刻印。左が復刻版、右がオリジナルです。
復刻版には「IMCO-TRIPLEX estab. 1918 JUNIOR 6600」とあります。
オリジナルは「IMCO-JUNIOR TM REG. VIENNA AUSTRIA 6600」とあります。


そして背面。先ずは背面の全景です。左が復刻版、右がオリジナルです。
目に付くのは、キーチェーンが付けられる穴、IMCOのロゴの有無でしょうか。
同じようなデザインでありながら、模様も微妙に異なります。


ヤスリ付近。左が復刻版、右がオリジナルです。
一見、キーチェーンの穴以外は違いがない様に感じますが。
ヤスリの目や、ヤスリ脇のラチェット機構の歯車の厚さが異なります。


下端のロゴがある辺り。左が復刻版、右がオリジナルです。
復刻版には「IMCO」の刻印があり、オリジナルにはありません。


上蓋です。(右左が他の写真と違います。左がオリジナル、右が復刻版です。)
この角度では、なんとなく違う気がする程度ですね。


上蓋を開いた所。左が復刻版、右がオリジナルです。
復刻版では、リベット(軸)の部分が、蓋の部品によって隠れていますが。
オリジナルでは、リベット(軸)の部分が隠れていません。
この違いが着火した時の音に影響していると思われます。
元々イムコは音をこだわるライターではありませんが、
オリジナルの方が、着火した時に、たまに金属音がする気がします。


上蓋が開いた所を斜めから。奥が復刻版、手前がオリジナルです。
復刻版の方が蓋が輝いていますね。


そしてオイルタンク。
微妙に形状が違いますが。殆ど差は無いですね。


背面の蓋を開けた所。上がオリジナル、下が復刻版です。
フリントを抑える部品の刻印が、
オリジナルは、「IMCO・PAT.」です。
復刻版は、単に「IMCO」です。


背面の蓋を開けた所を別角度から。奥が復刻版、手前がオリジナルです。
オリジナルの方は、デッドストックだった間に、着火機構のアーム状の部品が若干錆びています。


フリントスプリングの様子。奥がオリジナル、手前が復刻版です。
材質が違うのか、色が違います。


復刻版とオリジナル、同じJUNIORですが、以上の様な違いがありました。
違いがあるからといって、どっちもちゃんと火は着くので、どうと言うことはないのですが、
なんとなくまとめて見ました。

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