Collection No.88 の分解

Collection No.88 は、上の写真の通り錆の酷いTRIPLEXです。

これをメンテナンスしたいと思いますが。

まずは、分解です。

分解と言っても、タンクや風防は簡単に外れます。
問題は、着火機構部分の引き抜きです。その手順を示したいと思います。

TRIPLEXは上の写真の様に、ライターの背の片側、真ん中部分にボタンがあります。

このボタンを押して、フリント交換際に着火機構部分を引き上げるのですが、その際にロックの役目をしています。

ボタンを押しながら着火機構部分を引き上げると、次は上の穴に嵌り 着火機構部分はそれ以上引き抜けなくなります。

先ずは、作業をしやすくするために注油します。

ライターのボタンのある側に、0.1mmのステンレス板を滑りこませます。

着火機構部分を引き上げる際に、ボタンが引っかかりロックされますが、それを無効にする為です。

ボタンがある側は、ステンレスの板によって引っかからなくなりますが。

反対側にも爪があり、着火機構部分が抜けない様になっています。

その為、ボタンの無い側は、マイナスドライバーを差し込んで持ち上げ、爪が引っかからない様にします。そして一緒に引き抜きます。

無事に着火機構部分が引き抜けました。

着火機構部分からはみ出してるスプリングは、着火機構部分自体を押し上げる為のスプリングです。特に固定されてないので、落として無くさない様に注意が必要です。


今回の分解はここまで、あちこち錆だらけです。

この後は、錆を落として綺麗にしたいと思ってます。でも、今回はここまで。