写真は、左がCollection No.110 右がNo.111。
No.110 IMCO-TRIPLEX SUPER 6700 着色タイプ(赤・黄色)トラディショナルスタイル過渡期版
購入時期: 2020年8月
購入先: ヤフオク(出品者県:東京都)
購入額: 1700円(No.111と合わせての価格)+送料
状態: 中古
No.111 IMCO-TRIPLEX G11 Gas(ガスライター)消化カップ付き
購入時期: 2020年8月
購入先: ヤフオク(出品者県:東京都)
購入額: 1700円(No.110と合わせての価格)+送料
状態: 中古
特にSUPERの方が、古い仕様と新しい仕様が入り交ざる感じだったので落札しました。
先ずは、上蓋付近。
先ずは、上蓋付近。
SUPERの方は、そのヤスリですが、これは片方に歯車のついた極普通の仕様です。
G11の方は、これガスのタンクが収まったガスライター仕様のG11なのですが、上蓋にはガスには不要な 消化用のカップが付いています。
割と見ますが、この場合 ガスタンクがオイルタンクに変わるだけで、オイルライターになるG11です。(上蓋に消化カップのない完全ガスライター仕様もあります。オイルライター版のG11はCollection No.57を参照)
次にL字型の部品にある刻印です。
次にL字型の部品にある刻印です。
SUPERもG11も矢印が刻印されています。
SUPERの矢印は「・IMCO・PAT.」と刻印されてる物よりも古いと思われる物に見られる特徴です。
G11の方も矢印が刻印されていますが、これは同様に古い物なのか分かりません。逆にG11の方は、自分は矢印しか見たことが無いです。
しかし、ヤスリの設計が少しだけ違う?様な気がします。気のせいかな?
基本は、部品を共通化した方が良いと思うので、違う事は無いと思いますが。
ちなみに、この片方に歯車のついたヤスリは、1959年の特許(AT217746B)に基づくものです。
SUPERは、オイル用のタンクで 見慣れたツーピースのタンクです。
G11の方は、使い切りタイプのガスタンクです。今回の物は、ガスは空っぽでした。
SUPERのアルミの絞り出しタイプのタンクは、STREAMLINE(1958~1959年頃リリース)以降に出てきたと考えています。それより前は、Collection No.96 の様なタンクでした。
そして、ヤスリを隠す化粧板については、Collection No.34 や、Collection No.60 で触れてる通り古いものです。恐らくSUPERがリリースされたと考えられている1956~1958年頃の初期の仕様なのだと思われます。
底部の刻印はこの通りです。
SUPERには「IMCO TRIPLEX PATENT MADE IN AUSTRIA SUPER 6700」とあり、
G11には「IMCO G11 PATENT」そして「IMCO GAS ・PATENT・G11・AUSTRIA・」とあります。
SUPERの方は、この背の蓋を開けた所に、タンクを脇から押さえる窪み(?)があります。
SUPREについては、その初期の仕様と1959年以降の仕様のまざった製品でした。
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