2016年6月19日日曜日

復刻版SUPERとオリジナルSUPER …ついでに中華SUPERの比較


復刻版のSUPER ロゴあり と オリジナルのSUPER ロゴあり。
そして、ついでに、中華イムコのSUPER ロゴあり を比較したいと思います。



写真は、左が復刻版SUPER(No.4)、真ん中がオリジナルのSUPER(No.32)、右が中華のSUPER(No.47)です。

先ずは、それぞれのロゴに触れたいと思います。
復刻版は、ロゴ無しではオリジナルのモチーフを踏襲していましたが、復刻版のロゴありは完全に新しいデザインです。
古くは、真ん中のオリジナル ロゴありのデザインでした。
Twitterなどでイムコを検索してると、復刻版のロゴありは割と好評な気がします。自分はオリジナルのロゴの方が好きですけどね。

そして、数々のレプリカを作成する中華イムコは、そのオリジナルのロゴを再現しています。
しかし、ここで注意して見ないといけないのは、その彫の深さです。
オリジナルのイムコは少し浅く凹凸が少ないのですが、中華イムコは凹凸がはっきりしています。そして、はっきりしている中華イムコのロゴは、文字の角が丸まっていてシャープさが足りません。



次に、底部の刻印を比較したいと思います。
復刻版SUPERはお馴染みの刻印で「IMCO-TRIPLEX estb.1918 SUPER 6700」となっています。
オリジナルSUPERは「IMCO-TRIPLEX TM REG.VIENNA AUSTRIA SUPER 6700」となっています。
そして、中華SUPERは「IMCO-TRIPLEX COME OF VIENNA AUSTRIA SUPER 6700」となっています。

どうしても気になるのは中華の「COME OF~」です。
中華イムコを売ってるSellerはことごとく、中華イムコを本当のオリジナルのイムコだと謳って売っているのですが、
当のレプリカ自身は、自分を「消防署の方から来ました。」と言う感じで、微妙な言い方をしているのです。
なんかこう、どうせなら真顔で大嘘を付けば良いのに付けない生真面目?な所に、自分は中華イムコを憎めない奴と感じてしまいます。


でも、そういう意味では、次の写真がもっと面白いです。


読み難いので横にして大きくしました。

どのイムコにもキーチェーン用の穴があります。
そして、一番下の復刻版SUPERには何の刻印もありませんが、オリジナルと中華にはあります。
真ん中のオリジナルは「MADE IN AUSTRIA SINCE 1918」と刻印があります。
そうです。まさにオーストリアで作っていると高らかに宣言しています。
これに対して、一番上の中華は「DESIGN IN AUSTRIA SINCE 1918」です。
そうですね。中国で作ってるので、せいぜいデザインの事しか言えません。
真顔で嘘を付けば良いのに、なんか生真面目ですよね。
Sellerの売り方は気に入りませんが、中華イムコ自身は、これがあるので嫌いになれません。実際ライターとしては問題ないですし、、、

あと、オリジナルのこの背中のデザインが、復刻版ではロゴありを完全にデザインし直した理由かも知れませんね。柘製作所も中華イムコと同じ理由で「MADE IN AUSTRIA SINCE 1918」とは刻印出来ませんからね。しかも、日本企業。紛らわしい物を含め絶対にそれは出来ません。



上蓋の様子です。どれもあまり変わりないですね。
左から、復刻、オリジナル、中華と並べてるはずですが、見分けにくくちょっと自信が無いです。



蓋を開けてみました。左から、復刻、オリジナル、中華です。
以前書きましたが、真ん中のオリジナルだけ、リベット(軸)が目視できます。



斜めから一枚。左から、復刻、オリジナル、中華です。
ヤスリの隣のラチェットの刃が、復刻版と中華は太いですね。



左から、復刻、オリジナル、中華です。
実は、復刻版以外は、火を付けてないです。
オリジナルは新品デッドストックで、火を付ける気がないです。
中華は、いじる暇が無くて…orz



L字型のフリントスプリングを抑える部品の刻印も違います。
一番下の復刻版は「IMCO」のみ。
真ん中のオリジナルは「IMCO・PAT.」です。
(写真では刻印しきれていませんが、完全に刻印出来ているオリジナルは「・IMCO・PAT.」です。)
そして、一番上の中華は「 ・IMCO・PAT.」です。
一見すると、オリジナルと中華は同じようですが、ポイントは刻印の左側の空間です。
中華イムコの方が広く開いています。
この空間で、中華の部品かオリジナルの部品か判別できます。



特になんの変哲もない写真です。
奥から復刻版、オリジナル、中華です。
実は、一番手前の中華イムコ、材質が以前と比べて変わっています。
その為、中華も他と同じ角度で撮影したかったのですが、ちょっとズレています。
(背面の刻印を比較した写真などは、もろにその影響が出ています。)
実は、以前は磁石にくっ付いたのですが、この材質が変わった中華イムコは磁石にくっ付きません。
正確には少しはくっ付くのですが、とても弱く、ネオジウムの磁石が役に立ちません。
なので、写真用にポーズを取らせるのが大変です。

恐らく、従来はフェライト系(SUS430)だったものが、オーステナイト系に変わったと想像しています。オーステナイト系は加工が容易らしいです。それがフェライト系より容易なのかわかりませんが、そうでなければ変更する理由があまり見当たらないです。あとは材料費か??



手前から、復刻版、オリジナル、中華です。
オリジナルだけ、フリントスプリングが53mmなので、ちょっとダブつく感じでセットされています。


とまぁ、なんだかついでの中華について多く語ってしまった気がするけど、
復刻版SUPERとオリジナルSUPER ついてでに中華SUPERでした。

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