2016年6月25日土曜日

G11とSuperの比較


同じTriplexだけど、オイルライター(No.15)とガスライター(No.33)。
似て異なる二つの違いを比較したいと思います。


まずは、底部の様子です。
オイルライターは、オイルタンクの蓋に刻印ですが。
ガスライターは、ガスタンクと本体に刻印です。
オイルライターは「IMCO TRIPLEX PATENT MADE IN AUSTRIA SUPER 6700」と刻印されています。
ガスライターは、タンク側に「IMCO GAS ・PATENT・G11・AUSTRIA・」 本体側に「IMCO G11 PATENT」と刻印されています。
ガスライターですが、本体の底部がタンクの底部の淵を支える様になっています。


背中の様子は、どちらも模様以外に変わりはないです。


上蓋は、オイルライターの方が消火用のカップを止めるリベットが見えます。
SUPERが円筒形なのに対して、G11は六角柱です。


上蓋を開けた様子です。ガスライターには、カップが不要なのでありません。
恐らくヤスリ部分は完全に共通の部品だと思われます。


斜めから、もう一枚、ガスライターはカップで消火するのでなく、ガスの噴出を止め消火します。
ガスライターの上蓋の裏側に、カップを止められる穴がありますが、この穴が無いG11もあります。
G11だけどカップが付いてる物もあるようです。
さらに、G11だが、カップが付いてオイルタンクが収まったタイプ。G11のオイルライター版もあるようです。


ガスライターとオイルライターのタンクの様子です。
SUPERは風防によって火力を調節しますが、G11はガスタンクにその火力調節機能があります。
ガスタンクの最上部のちょっと下に、ひだのようなダイアルがあります。これが回ることでガスの量が調整されます。
使用時は、火が付いた状態で、このひだのようなダイアルが固定されます。そしてガスタンクのお尻を回して、火(ガス)の量を調整します。


フリントスプリングを抑えるL字型です。二つは引き出せる幅が違います。
ガスライターの方は、オイルライターのついでに予備のフリントをついでに入れられるのと違い、正式に予備のフリントを保管する為の仕組みがあります。その為、ガスライターの方が、写真の通りたくさん引き出せます。
引き出しきった所に、フリントを収めるお皿が見えます。


ガスライター側(写真奥)の着火機構のアーム状の部品を見てください。
三角形のでっぱりがあります。これが、ガスタンクのガス量を調整するひだのようなダイアルに当たり、ダイアルを固定します。


手前がG11です。
着火機構のアーム状の部品にある三角形のでっぱりは、この写真の方が若干見やすいです。
上蓋と連結している箇所の右下にあります。
G11のフリントを受ける皿のような物も、フリントチューブの右端の上に確認できます。


別角度からもう一枚。フリントを受ける皿が見えます。
また、「MADE IN AUSTRIA」の刻印によって、穴の位置が変わっています。
正直、この穴のある意味が分かりません。
製造上必要な穴なのか? それとも、スプリングに油を注すための穴なのか??
スプリングの油ならタンクを外せば注せるので、製造上の都合で穴が開いているのかな?



風防が無い分、JUNIORと比較すれば良かったかな。と思いましたが、
火力が調節出来ると言う意味では、SUPERとの比較で正解でした。

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