同じTriplexだけど、オイルライター(No.15)とガスライター(No.33)。
似て異なる二つの違いを比較したいと思います。
まずは、底部の様子です。
オイルライターは、オイルタンクの蓋に刻印ですが。
ガスライターは、ガスタンクと本体に刻印です。
オイルライターは「IMCO TRIPLEX PATENT MADE IN AUSTRIA SUPER 6700」と刻印されています。
ガスライターは、タンク側に「IMCO GAS ・PATENT・G11・AUSTRIA・」 本体側に「IMCO G11 PATENT」と刻印されています。
ガスライターですが、本体の底部がタンクの底部の淵を支える様になっています。

背中の様子は、どちらも模様以外に変わりはないです。
上蓋は、オイルライターの方が消火用のカップを止めるリベットが見えます。
SUPERが円筒形なのに対して、G11は六角柱です。
上蓋を開けた様子です。ガスライターには、カップが不要なのでありません。
恐らくヤスリ部分は完全に共通の部品だと思われます。
斜めから、もう一枚、ガスライターはカップで消火するのでなく、ガスの噴出を止め消火します。
ガスライターの上蓋の裏側に、カップを止められる穴がありますが、この穴が無いG11もあります。
G11だけどカップが付いてる物もあるようです。
さらに、G11だが、カップが付いてオイルタンクが収まったタイプ。G11のオイルライター版もあるようです。
ガスライターとオイルライターのタンクの様子です。
SUPERは風防によって火力を調節しますが、G11はガスタンクにその火力調節機能があります。
ガスタンクの最上部のちょっと下に、ひだのようなダイアルがあります。これが回ることでガスの量が調整されます。
使用時は、火が付いた状態で、このひだのようなダイアルが固定されます。そしてガスタンクのお尻を回して、火(ガス)の量を調整します。
フリントスプリングを抑えるL字型です。二つは引き出せる幅が違います。
ガスライターの方は、オイルライターのついでに予備のフリントをついでに入れられるのと違い、正式に予備のフリントを保管する為の仕組みがあります。その為、ガスライターの方が、写真の通りたくさん引き出せます。
引き出しきった所に、フリントを収めるお皿が見えます。
ガスライター側(写真奥)の着火機構のアーム状の部品を見てください。
三角形のでっぱりがあります。これが、ガスタンクのガス量を調整するひだのようなダイアルに当たり、ダイアルを固定します。
手前がG11です。
着火機構のアーム状の部品にある三角形のでっぱりは、この写真の方が若干見やすいです。
上蓋と連結している箇所の右下にあります。
G11のフリントを受ける皿のような物も、フリントチューブの右端の上に確認できます。
別角度からもう一枚。フリントを受ける皿が見えます。
また、「MADE IN AUSTRIA」の刻印によって、穴の位置が変わっています。
正直、この穴のある意味が分かりません。
製造上必要な穴なのか? それとも、スプリングに油を注すための穴なのか??
スプリングの油ならタンクを外せば注せるので、製造上の都合で穴が開いているのかな?
風防が無い分、JUNIORと比較すれば良かったかな。と思いましたが、
火力が調節出来ると言う意味では、SUPERとの比較で正解でした。
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