2016年10月10日月曜日

Collection No.21 - StreamLineのRepair (4)


前回、何とか着火まで漕ぎ着けたストリームラインですが、
まだまだ修理完了ではありません。
今回でも終わりませんが少しずつ書きたいと思います。


まずは前々回修理した、着火機構のアーム状の部品ですが。
前回、上蓋の歪みを取ってから具合がよくないので調整します。


スムーズではないですが、一先ず良しとします。


でも、やっぱり具合がよくないです。こんな感じに半開きになってしまいます。



で、色々といじっていて気付いたのですが、
この修理対象のストリームラインは、フリントスプリングが長いです。
長いために、必要以上にフリントに圧力がかかって、どうもスムーズな着火に結びついていないようです。
具体的には下の様な感じ。

左から、恐らく60年代頃のストリームライン、真ん中が恐らく90年代のストリームライン、そして一番右が、今回の修理対象のストリームラインです。
フリントチップも含め一番長いです。

ストリームラインは、恐らく、旧タイプジュニアの生産終了に前後して、元々短かったフリントスプリングがスーパーと同じ長さの物に統一されてると思われます。
しかし、今回の修理対象は、真ん中の恐らく90年代のストリームラインの物より長く見えます。
実はこれ、フリントチップがデカいのです。

で、どうしてデカいのか??ですが。
恐らく、今回の修理対象に入っているフリントスプリングは古く、恐らく旧タイプジュニア生産終了前のスーパーに入っていたフリントスプリングだと思われます。
L字型の部品も上端が反り返っていませんので、そこからも最近の物ではなく、恐らく古いものだと思われます。
(「恐らく」が多くて申し訳ないが、確かなことは何処にも書いてないので恐らくとしか書きようがないのですorz)

元々、短くて良いはずフリントスプリングが長い上に、フリントチップがデカいのです。
更に長年使われてきたヤスリです。スムーズにフリントが擦れないのも仕方が無いのです。

で、こんな風にフリントチップを真鍮釘に交換してみました。
60年代頃のストリームラインと比べるとまだ長いですが、デカいフリントチップ分はフリントとヤスリの間にかかる圧力を軽減させることが出来ます。
これで少しはマシな感じになりました。

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