前回に続き、火を一回も着けることなく壊してしまったCollection No.38(上写真、手前の物です。)を修理したいと思います。
このNo.38の壊れ方は、次の写真(今度は奥のストリームライン)の通りでした。
写真の通り、板バネが出ていました。
前回はこの板バネを戻して仮組する所で終わっていました。
> 続きは、まだリベット部分の作り置きが無いので、また今度。
前回は上記の様にblogを閉めていたのですが…
それは「代替部品の作製《リベット(軸)》」の様に修理しようと考えていたからでした。
しかし、その後気が変わり、もっとオリジナルに近い感じで修復出来ないか?と色々試行錯誤していました。
試行錯誤の結果!?前回の修理記事から1年半近く間が空いてしまいました。。。??(-_-;)
いよいよ(と言ってもまだまだ修行が必要ですが)オリジナルに近い感じで修復出来た為、blogで紹介して行きたいと思います。
リベット(軸)に使うのは写真の様な鉄釘です。
鉄釘を12強~13弱mmの長さで切ります。この時、ベンチやニッパーで切った断面をヤスリで平らにします。
平らにしたところで、今回はだいたい12.5mmでした。
平らにしないと後行程が上手く行きません。
平らにしなかった為に、端っこを上手く丸める事が出来ず、叩き過ぎてフリントホイールの中で釘が曲がり、除去するのが大変でした。
また、鉄釘でなくアルミニウムの棒材でも試したのですが。
アルミが柔らかく、また、少し長めに切り出してしまったせいか、これも叩き過ぎてフリントホイールの中でアルミ棒材が曲がり、除去するのが大変でした。
切った鉄釘の片側を叩いてリベット(軸)の様にします。
切った鉄釘は、バイスプライヤーなどで挟んで立たせると叩きやすいです。
それでもちゃんと機能します。
リベット(軸)が、オリジナルは12mm弱のところを、12.5mmあります。
それに、切った鉄釘を叩いて端っこを傘の様にしますが、その傘の広がりが僅かしかありません。機能はしますが、もう少しせり出したかったです。(材料が硬いのか?やり方がマズいのか?)側面?から オリジナルのリベット(軸)と比較すると下の写真の通りです。
左が修理した今回のストリームライン。右が無傷のストリームラインです。
パッと見はよい感じですが、オリジナルよりリベットのせり出しが足らない感じです。
あと、修理した方は、養生を怠った際に出来た傷が沢山あります(´д`)
主な傷は失敗からのリカバリーで、ついつい事を急いた為にできた傷です。
しかし、色々とありましたが、組み立てると…
無事に火を着ける事が出来ました。
よかった。よかった。
一度も着火せずに壊してしまったライターに火が灯りました。
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