2017年2月27日月曜日

Collection No.21 - StreamLineのRepair (5)


長らくサボっているストリームラインの修理。
一先ず、昨年試みた爪の修復をまとめます。
(上の写真は、修理結果の最終形。最近の様子です。)

先ずは、0.5mmの真鍮板を使って爪を作成しました。


そしてこんな風に、瞬間接着剤を使って付けてみました。


まぁ、結果は案の定 失敗で、すぐに取れてしまいました。

実は、瞬間接着剤で留めた後、ハンダを流し込んで固定しようと考えていたのですが。
ハンダの熱を加えると、あっさりと接着が取れてしまい。ハンダを流し込むことが出来ませんでした。

そこで、今度はエポキシ系接着剤で留めます。


ハンダを流し込もうとします。

結局。駄目でした。
エポキシ系接着剤も必要最小限に付けただけだったので、ハンダごての熱で取れてしまいました。

再度、エポキシ系接着剤で留めます。今度はハンダでの固定をあきらめました。
なので、しっかりと接着剤を塗り、十分に固着までの時間を置きます。


結果は、まずまずです。

着火しても問題ありませんでした。

しかし、それから何回も蓋を開閉していると...

何だか、爪がせり出して来たような気が…
って言うか、確実に、蓋が閉じた時の力で、接着箇所が剥がれ、真鍮板が曲がり、爪部分が長くなってきています。(1枚目の写真が、この爪の最近の様子です。)

爪がせり出してきたものの、着火してもその熱で接着が取れると言う事はなく、安定して使えそうな気がします。

せり出して来た爪は、リューターで削るか、もしくは外側に折り曲げてしまうか、考えています。内側に折り曲げるだけでも良いかな。
とりあえず、今後も微修正の可能性はありますが、一先ず爪の再生が完了しました。

ebayでは古いストリームラインが取引されていたりしますが、意外と この爪が折れてて、蓋が陥没してるものがあります。落札の際はご注意ください。